準天頂衛星システム「みちびき」を活用したドローン実証実験を実施 ―国内初、周囲が構造物で囲まれたドーム環境におけるピンポイント配送試験―
NEDO、楽天(株)は、内閣府宇宙開発戦略推進事務局、経済産業省の協力要請に基づき、(株)自律制御システム研究所、三菱電機(株)、(一社)日本ドローンコンソーシアム、(公財)埼玉県公園緑地協会とともに、熊谷スポーツ文化公園内の「彩の国くまがやドーム」(埼玉県熊谷市)内で、準天頂衛星システム「みちびき」の高精度測位情報をドローンの自律飛行制御に活用し、物流分野でのピンポイント配送(1m四方以下のターゲットへの着陸)を想定した実証実験を、国内で初めて行いました。
実験の結果、1m四方の枠内をターゲットとし、幅数cmの白線上にピンポイントで着陸させることに成功し、高精度なピンポイント配送が実現できることが分かりました。これにより、ドローン離発着場所の小型化や同一空域における複数機の運航実現性が確認でき、昨年11月1日にサービスを開始した「みちびき」の物流用途における活用可能性を検証することができました。
本成果については、6月12日から14日に幕張メッセで開催される「ロケーション・ビジネス・ジャパン」の内閣府ブース(「みちびき×ドローン」ブース)において展示を行う予定です。
詳細はNEDOのニュースリリース(こちら)をご覧下さい。